チラシを配布する目的としては「客数を増やし・売上を上げる」ことになります。
チラシとは 紙+情報(掲載商品)+表現(販売促進)+実態(売り場)=効果
効果があるチラシがいいチラシとなることから、情報・表現・実態の3つが伴っていなければチラシの効果がでることはありません。
チラシをみるお客様は売り場のことをよく知っているため、イメージだけ先行させたチラシはお客様にすぐにバレる。
多くの量販店では、チラシ広告の効果指標を『売上』で計っているが、それでは正しいチラシ効果測定にはならない。
チラシ広告は、あくまでお客候補を店先までの案内人に過ぎず、店先まで足を運ばせた段階でその目的は達成する。
あとは店内を買い回っていただき、レジで精算して初めて売上成立となる。
店内入店後購買決定要因に至る過程では、広告商品の価格はもちろん、品揃え数量や売場演出、接客応対…など様々なハードルがある。
チラシ広告は戦略的投資、投資である以上、投資に見合う成果が見られたかどうかを知りたい気持ちはよく理解できる。
〇百万円の投資をした結果、予定額よりも〇千万円売上が上がったから成功、予定額に達しなかったから失敗というのが多くの企業や商店におけるチラシ評価ではないだろうか。
確かに財務的にはそういう評価も必要かもしれない、だが営業部門の一翼を担う販促部はそんな結果報告で満足してはいけない。
「イマだけ」「ココだけ」「アナタだけ」をチラシに仕込んでおく
例えば、セール初日の開店時にチラシに印刷した粗品引換券を切り取って持参してもらった人に粗品進呈したり、
本日限り、タイムサービスなど日付・時間限定企画を組み込むことで来店者のチラシへの反応をみることができる
多くの量販店では全社での統一基準がないのが普通です。なんでも構わないのでひとつの評価基準(物差し)を設け、物差しに対してプラスなら○、マイナスなら×という単純な評価の共有化が出来れば一歩前進。